2012/03/03

3/3当社製デコンプカムシャフト第2段

こんにちは、 Y です。

明日から天気が崩れるようですね・・・。
自然の事でどうしようも無いので、雨の日は雨の日の楽しみ方で楽しみましょう。

さて、お待ちかね??のデコンプカムの第2段!!
デコンプカムを当社製ボアアップキットへ装着した時のフィーリング等、
僕が感じた事も含めてご説明させて頂きます。

まずデコンプカムの最大のメリットと言いますとご存知の方も多いとは思いますが、
始動時のキックがデコンプレスの物に較べて軽くなると言うことですね!!

※機械式の機構ですので純正同様、毎キックが軽くなると言う物では無いのでご注意下さい。
  エンジン作動時はデコンプレス仕様では確認出来ないデコンプ作動音がします。

それ以外の性能は?と言うと当社製ボアアップキットに含まれているハイレンジカムシャフトと
比較した場合、分かりやすく表現すると ”大人しい特性” です。

・ボアアップ付属のハイレンジカムシャフトの最もパワーが出ているエンジン回転数が
 約10000rpm付近

・それに較べて当社デコンプ付きハイカムの最もパワーが出ているエンジン回転数が
 約7500rpm~約8000rpm付近

上記の当社でのテスト結果の際、MAXパワーの差と言うとボアアップ付属の
ハイレンジカムシャフトの方が 約3馬力程 高いパワーが出ています。
※どちらのカムテスト時も当社製NEO CLASSICEアップマフラー&VM26キャブレターキット
  装着時のデータになります。

と言う感じでデコンプ付きハイカムとボアアップキット付属のハイレンジカムの比較を
ズラズラ~と上げましたが始動時のキックが軽い意外メリット無いやん!!
って思われる方もおられると思います。
確かにデコンプカムの方がエンジン回りませんし、パワーも出ていません。
ですがそこで下記を踏まえて違う方向からこのデコプカムを見てみて下さい。

・エンジンはより高回転で使用する程エンジントラブルのリスクが高くなる傾向にあると思います。

・高いエンジン回転数で走行するとそれだけ燃料消費量が多くなる傾向にあると思います。

要はエンジン回転を上げづトコトコとゆったり走りたい方、主に通勤で使用し燃費、耐久性を
重視したい方、高回転までギンギン回す走りに少し疲れてきた、または飽きてきた方等に
お勧めのカムシャフトと言う事になりす。
回転馬力型でガンガン走るのも好きですが、トルク型でコトコトと気づけばスピードに乗っている
と言う特性のエンジンも僕は好きです。

実はこのデコプカム、リリース前にツーリングなどでテストしていたのですがその結果の1部が
少し時間は経っていますがモト・メンテナンス スタッフ様とツーリングをご一緒させて頂いた時の
記事、Zeppan BIKES Volume⑧ 内の原2 ツーリングに載っています。
Zeppan BIKES ⑧をお持ちの方は再度確認してみて下さい。
お持ちで無い方はバックナンバーを注文してみて下さい。(笑)

※上記で上げたデータは当社でテストしたデータです。
   他の給排気の組み合わせ、テスト方法や場所で当社のデータから変化すると想像出来ます。
  当社データはあくまでも参考データである事を予めご了承下さい。 
   Zeppan BIKES ⑧ 内での公表燃費は満タン方で計測しています。

それでは今日はこの辺で失礼します。